Happy chocolate

七次元先から愛を伝えるよ

8/11 猛暑

あまりにも外暑すぎるだろ。熱中症なるかと思った。

うめソルティ天然水とミニストップのソフトクリームに助けられた。明日も助けられることになるだろうな。

 

 ◆就活の話

中間終わった(正確にはまだだけど)し進路について考えないとなぁって思っていると大学から電話が掛かってきた。

 

就職課「就職課の者ですけども、就活どうすか?」

ぼく「いや全然すね(うまくいってないの知ってて電話してんだろ殺すぞ)」

就職課「あ~、一回キャリアコーオプセンターに相談に来ませんか?」

ぼく「あれ?予約してませんでしたっけ?」

 

むむ。おかしい。弊学部の就活支援に申し込んでいたはずだけど、とその旨を説明すると、「あれ~?おっかしいですね、とりあえず今予約しちゃいませんか?」との返事。

なんだこの電話と思いながら話を聞いていると、「ちなみにどういう仕事したいみたいな方針あるんですか?」っていう質問が。何やら僕のやりたい仕事に合ったアドバイザーを用意してくれるらしい。

「まぁそりゃCSなんで情報系……フロントっすかね」って言うと、「あぁ~……えっと……よくわかんないので一番ベテランの人にしておきますね」との返答。

明らかにこれはまずいと思ったので、「すみません、また折り返し連絡しますので今日は予約なしにしておいてください」と言って無理やり電話を切った……という事件が今日あった。

 

これ、何が起こっていたかというと、僕の学部に設置されてる就活支援センターと、大学が設置してある就職課(キャリアコーオプセンター)の連携がまっっっったく取れていない上、大学は就職率というスコアのために全学生の就職を支援しなきゃいけないので、学部の就活支援の話を一切聞かず僕に営業を掛けて来た、という話だったんだけど、もうその時点で大学の就職課への信頼度が思いっきり下がってしまって一気に就活のモチベーションが落ちてしまった。

学部の就活支援の先生は頑張ってくださっているし、研究室の先生にも気を掛けて頂いているのだけれど、大学側がこれじゃな~ってちょっと思ってしまったのである。

 

◆Legal Dungeonをプレイしたい話

ところで、『特定の職種の人間は顧客をスコアとしてしか見ていない』ことを伝えようとしたゲームがある。それがLegal Dungeonなんだけど。

 

www.youtube.com

中間発表のための資料作成をしている傍ら、BGMとしてこの配信を眺めていて、後半は釘付けにされたように見入ってしまい、自分でもプレイしたくなった。というか安いしそのうち買う。

Legal Dungeonはプレイヤーが警察官となって書類作成を行っていくミステリアドベンチャー(超ざっくり)。プレイヤーは事件の内容を書類から読み解き、被疑者の犯罪についてそれが有罪か無罪かを判断していく。

あなたは窃盗、殺人など8つの事件と関係のある捜査書類を読み、関連法令と判例に従い最終的な捜査意見を作成していきます。犯罪者を検挙し処罰する過程を繰り返していく中で、このゲームはあなたに「検挙実績こそが治安のバロメーター」ということを教えてくれます。さあ、ダンジョン内であなたを待っている『真の犯人』を探しに行くのです。

(公式ドキュメントより抜粋)

翻訳の質がめちゃくちゃ高く、法学の初学者が学習のためにプレイするのにも使えそうなぐらい作り込んであってもうとにかくめちゃくちゃ面白い。

この作品の面白いところは、真実を暴き続けることだけが正解ではない……「ように構築されている」、ということ。作中でキーとなっているのが「ポイント」という概念で、警察官が犯罪を検挙した時に得られるスコアがシステムにそのまま組み込まれている。例えばプレイヤーは『逮捕数を上げるためだけに無実の容疑者を起訴処分に誘導する』とか『架空の罪に嵌めて自白を強要する』とか、そういう本来持つべき正義感と真逆の行動を取る必要に駆られるのである。

正義を執行するか、自分の保身と昇進のために非合理的な選択をするかはプレイヤーに委ねられているように見えて、実はそうではない。なぜならプレイヤーはストーリーの続きを読むためには正義感で法を執行するのではなく考えずにただ命令に従うだけの労働者になる必要があるから。(ふんわりとした表現なのはこの定義自体がストーリーの本質であるため。詳しくは動画を見るなりプレイするなりしてほしい)

あらゆる点で作り込まれており、同じ言葉でも選択したルートで聴こえ方がまるっきり変わったり、結局最終的な選択権がプレイヤーに委ねられていたりといった演出は、(観ているだけだと)なんとなくトラっぽくて、でも全然違う興味深い体験だなと思った。

上述したプレイ動画では全ルート見たわけではないし、僕も途中途中見れてない部分があるから、是非自分でもプレイしてみたいと思ったのである。

 

で、朝までこれを見て寝たもんだからさっき書いた就職課の人の僕への営業がやっぱり露骨なスコア稼ぎに見えてめちゃくちゃ不愉快だった、っていうのがあるんだよな。なんてタイムリーな。

自分のケースに関しては僕が就職できれば僕はハッピー、就職課の人もハッピーでまぁいいんだろうけど、こと警察捜査に関しては警察のスコア稼ぎのために被疑者の人生がボロボロにされることもあるわけで、なんか……嫌だよなあ、そういう世界。存在するもんはしゃーねえけど。