Happy chocolate

七次元先から愛を伝えるよ

「ルールの穴」というイカサマ

TCGでのイカサマの話

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お題箱からです!ありがとうございます。

自分はあまりイカサマとは縁のないTCG生活を送ってきたのですが、僕のデュエルマスターズ人生の中で一度だけイカサマ(のようなもの)をされたことがあります。相手が《アクアサーファー》と《陰謀と計略の手》をぽいぽいっと投げてきて僕の盤面を一掃。僕は盤面を片付けられたら投了するしかないという状況だったのでそのまま投了したのですが、投了してから相手のマナゾーンを見ると……「あれ?9枚しかカードなくない?」

その時は「気づかなかった自分が悪いので」ということでケチをつけることはせず、お互いすみませんでした、で終了。相手もおそらく上から除去引いたのが嬉しくてうっかり撃っちゃったって感じだと思ったのでまあいいかな、と。

 

「気づかなかった自分が悪い」というスタンスは大事です。逆に言えば「気づけるように常に注意する必要がある」ということ。もちろん限界があるのでできれば観客やジャッジの目が行き届く必要はあるとは思いますがやはり信じるべきは自分の目でしょう。

「気づけるように常に注意する」と言えばルールミスについても同じで、最低でも自分の使うカードは、そしてできれば環境にあるカードについては、ルールをある程度知っておくべきでしょう。「ルールを知る」ということは単純に対戦をスムーズに進めるだけでなく、「ルールの穴をついたイカサマ」を防止することにも繋がります。墓地を回収されたり手札の枚数ごまかされたりみたいなイカサマは"イカサマ然としている"のですが、「ルールの穴」についてはお互いにルールの齟齬がある"だけ"という形になってしまいます。あなたがルールを知らなければ相手が嘘をついてあなたを騙してくる可能性もあるのです。

デュエルマスターズは「カードが違うため裁定も違います」ということが基本的にはあまりなく、知識さえ身につけておけばカードがわからなくともテキストを読むことで裁定をある程度把握できることが多いです。少しでも違和感を持った場合はまずお互いのカードのテキストを確認し、違和感が解消されなければすぐにジャッジを呼びましょう。もしジャッジの裁定にも納得がいかないのであれば上告しヘッドジャッジの説明を聞くのが無難だと思います。

 

もちろんイカサマは「やったほうが悪い」のは大前提なのですが、気づけなかったら指摘することもできません。せめてルール部分のイカサマに引っかかってしまわないためにも、ルールをある程度覚えておくことをおすすめします。ルールを知るということはTCGをプレイする上でのある程度のマナーでもあるのです。