Happy chocolate

七次元先から愛を伝えるよ

「CosmicBreakUniversal」はまごうことなき神ゲーです

もちろん「暫定」神ゲー、という注釈は付きます。

こんにちは、そぉいです。

 

◆CosmicBreakUniversalがすごい

cosmicbreak-universal.com

いやね、凄いんですよ。本当に。

そもそもこのゲームはCosmicBreakっていうちょっと前に死んだオンラインゲームのリファイン版で、まず一回死んだゲームが転生してるっていう状況もめちゃくちゃすごいんだけど、転生したことによってゲームバランスもかなりいい感じになってて、めんどくさいシステムとかがある程度わかりやすくなってたりして、とにかく遊びやすいんですよ。

そもそもCosmicBreakっていうゲーム自体が「磨けば光るのにバランス調整に失敗したゲーム」みたいなところあったんだけど、めちゃくちゃテコ入れが入ったおかげですごく味のするゲームになってるんです。

ということで、本記事ではCosmicBreakUniversalの面白さみたいな部分について少し書いていきます。15時間ぐらいしか遊んでないので、真面目にやってる人に「いやそれは嘘でしょ」みたいに言われるかもしれないけど、15時間ぐらい遊んだ僕の率直な感想です。

 

◆CBUniってどんなゲームなのよ

どんなゲーム、と一口に言うのも難しいんですけど、美少女メカアクション大乱闘バトルです。

たくさんのパーツの中からこれだ!ってパーツを選んでロボを組んだり、美少女を育成したりして、最大30vs30の対人戦をやるっていう、ハチャメチャ爽快ハイスピードアクションゲームです。

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左のメカと右のおっぱいでかい女が同じフィールドで戦う神ゲー

もともと2008年に「CosmicBreak」というタイトルでリリースされて、そのあとなんやかんやあって去年の夏ごろにサービス終了したんだけど、なんか奇跡が起きてSteamで復活した、っていうのがCosmicBreakUniversal。

ロボカスタマイズはめちゃくちゃ自由度高くて、「俺の考えた最強のマシン」で戦うこともできるし、ロボカスタマイズに興味なくても女の子がデカい武器振り回して戦場をぶんぶんするみたいなこともできるし、もうなんでもありの自由なゲームなんですよ。

で、新生して何が変わったかというと、末期のオンラインゲームにありがちな崩壊したゲームバランスを是正するためにほぼすべてのパーツのステータスを均一化して、武器格差が生まれにくいようなバランス調整が行われたんです。

その結果何が起こったかというと、「こいつビジュアル好きなのになかなか使い道ないんだよな~」みたいなキャラやロボが突然使えるようになったり、パーツ選択・武器選択の幅が広がったり、閉塞した世界が一気に広がったんですよ。

もちろんざっくりとした環境のTierみたいなものは生まれてるんだけど、それに従わなくてもある程度がんばれば戦えるし、「構築のルールは変わってないけどカードテキストが全部変わった」みたいな感じなのでまだまだ未開拓の領域とかも多かったりして、オリジナリティで初見殺しできたりもするのでめちゃくちゃ面白いんです。

 

そもそもCosmicBreakっていうのがさっきも言った通りオリジナルなカスタマイズロボで戦うゲームで、これが実質TCGのデッキ構築と同じだと思ってるんですよね。自分の考えた最強のデッキで、味方と一緒に戦う。多vs多のTCGとしてめちゃくちゃいいゲームなんですよ。

でも、当時は強い機体とかが限られてた……というかアプデで追加された機体が常に強い、みたいな本当にTCGと同じ現象が起こってて、それを一回全部ぶっ壊して同じルールで最初から作り直しましょうよ、っていうのがこのCBUniなんですよね。

しかも、旧CosmicBreakと比べてキャラクター育成の敷居も低い。後述するチューンアップってシステムが、旧CBではかなり敷居の高いシステムだったんだけど、今作はいろいろと改善されててちょっとはマシになってる。それでもかなり作業感強いんだけど、でもギリギリ今のままなら楽しめるぐらいのバランスになってて、本当に凄いんです。

 

◆CBUniはほとんどポケモン対戦

さっき「TCGのデッキ構築をやるゲーム」って書いたんだけど、もっと正確に言うとこのゲームはポケモンです。さっき書いた「チューンアップ」ってシステムがいわゆる「努力値振り」の工程だと考えてください。

その上で、なんとこのゲームはポケモン個体値を自分で設定できます。どういうことかというと、バランス調整によってすべてのパーツのステータスが均一化されたので、ほぼすべての機体の初期ステータスは合計すると同じ値になるようになりました。「すべてのポケモンが300族で、制限の中で自由に300の個体値を10ずつ割り振って、せいかく補正をつけたポケモンを作るところがスタート」みたいな感じです。これがロボカスタマイズの段階です。

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同じ腕パーツで、ステータスの合計値は一緒なんだけど、その割り振り方が違う。この割り振り方の違いを組み合わせて「個体値」を決定します。

その上で、そのポケモンに武器(わざ)を持たせて、努力値を振って完成。努力値もただステータスを上げるだけじゃなくて、「他のステータスを犠牲にすることで特定のステータスを大幅に伸ばす」みたいなこともできます。

ここで面白いのが、武器(わざ)の選択で振れる努力値の上限が変わるところなんです。さすがに「みずでっぽう」と「ハイドロポンプ」だと比較にならないぐらいハイドロポンプのほうが強いけど、ハイドロポンプ」と「なみのり」だと性能がやや劣る「なみのり」のほうが努力値をより多く振れて強い、っていうシーンがある。

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「各パーツの合計COSTが低いほど努力値を多く振れる」、みたいなシステムだと考えてもらうといいと思います。この武器はどっちも同じカテゴリで、威力で言うと右のほうが強いんだけど、持てるキャラが限られてたり、コストが左のほうが低かったり、そういう差別化が行われてるので必ず威力の高い武器が強いというわけでもないっぽい。

そして、未だどの武器が、どのパーツが努力値振りのコスパに優れていて、選択肢として優秀なのかはわからない。基本的には威力が高かったり、追加効果があったりするほうを選ぶのがベターだと思うけど、突き詰めていくと努力値を多く振れるほうがいいのかもしれない。そのあたりのバランス感覚を詰めていくのがめちゃくちゃ楽しいんです。

そもそも同じこおりタイプでも「れいとうパンチ」なのか「れいとうビーム」なのか、みたいな選び方もある。そしてポケモンと同じでどっちを持ちたいかで伸ばすべきステータスも、育成方針も変わってくるんです。本当に遊び方無限大なんですよ。

いつかは最適解が見つかるのかもしれないけど、そのころにはバランス調整が行われるかもしれない。常に環境が変化し続けるゲームになるんじゃないか、って考えると、めちゃくちゃワクワクします。

その上で、ちゃんとメタゲームも回りそうなんです。このゲームにはそもそも「ほのお」「みず」「くさ」「ノーマル」みたいな感じの3すくみ1フラットのシステムがあるんだけど、今までのCosmicBreakではエースバーンとメガガルーラしか使い物にならなかったのが、バランス調整によってメガシンカ夢特性がなくなって、他のポケモンにも人権が生まれていて、その上で「なみのり」と「ハイドロポンプ」で努力値振りの効率が変わるシステムが追加された、みたいな状況です。どんなポケモンにもワンチャンがある世界になったんですよ。いまのところちょっとノーマルタイプが強すぎるかなという気はするんだけど。

もちろんほのおタイプがくさむすびを持てたり、くさタイプがじしんを持てたり、そういうシステムはあるんだけど、30vs30(主流ルールは15vs15だけど)なのでくさむすびを持ってるエースバーンをメタれるウォッシュロトムが味方にいるからカバーしてもらおう」みたいな概念が存在する。逆に言えば特定のロボや戦術に対してピンポイントにぶっ刺さるメタとかもあって、それが許されるゲームなんです。

 

惜しむらくは、サイバーステップのゲームってオープンβは面白いけど正式サービスになってから課金システムが追加されてつまんなくなるよなっていうところなので、なんとしてもP2Wは避けてほしいんですけど。オープンβの限られたリソースをやりくりして最強の機体を作る感覚、完全にデジタルTCG黎明期のそれなので是非このままやってほしいんですけど。

とにかく現時点のCosmicBreakUniversalは、間違いなく神ゲーです。正確に言うと、「神ゲーに一番近い位置にいるゲーム」です。サイバーステップがこんなに上手な調整ができるとは思ってなかったので、かなり度肝を抜かれています。

割と知識量を求められるゲームなので、もし触ってみて面白いなって思ってもらえたら続ける、ぐらいのスタンスでいいと思います。是非、プレイしてみてください。