Happy chocolate

七次元先から愛を伝えるよ

僕と「あの世界」の物語(拡張少女系トライナリーEp31までのネタバレを含みます)

どうも。そぉいです。

(一応)当記事は「拡張少女系トライナリー」のシナリオに関する非常に重大なネタバレが多く含まれています。4チャンネルすべてのメインストーリーを最新まで進めていること前提の記述も出ると思います。ご了承ください。

 

というわけで拡張少女系トライナリーの話です。

アプリの配信からもう33週間と少し、でしょうか。とにかく駆け抜けてきた8か月間でした。botのみなさまも、運営のみなさまも、とりあえず今はお疲れ様でした。めちゃくちゃ楽しかったですし、今後のトライナリーの世界にも期待が止まりません。正直ここまで泣かされると思ってませんでした。間違いなく僕史上最高の物語体験になっている、と思います。

さて、せっかくなので僕もこの充電期間を使って、ここまでに考えてきたことや自分のスタンスをとりあえず書き殴るやつをやろうと思います。文章が雑ですが、よろしくお願いします。boldとか色変更とかもしてないんで死ぬほど読みにくいと思いますが、よろしくお願いします。

まずは前提として、

・僕の選択は千羽鶴の理想的社会創造は賛同するが、トライナリーの発症は容認できない」であるということ

・自分と違う選択、特に千羽鶴の理想的社会創造を支持し、トライナリーの発症を容認する」という選択を否定するつもりはないということ

については予めご承知おきください。あくまでこの記事は「僕と拡張少女系トライナリーという物語について」の記事で、あなたの物語を否定する意図はありません。

 

自分の選択について説明する前に、まず僕の辿ってきたトライナリー世界のことについて少し説明させてください。

僕は、千羽鶴のことがそんなに好きではありませんでした。興味を惹かれたり好感を持てるような言動はあっても、「彼女が何のために僕とあの世界を接続し、トライナリーである彼女たちを支えてほしいと言ったのか」について殆ど分からなかった、というのが最大の理由です。これは千羽鶴の私利のための行動なのではないか?と考えていた部分も少なからずあります。そもそも「拡張少女系トライナリー」というアプリに対しての不満もあったかもしれません。

彼女に対する不信感が募ったのはEp14でした。「つばめを壊すってどういうこと?」には「今言えることはない」。「千羽鶴の本当の目的は?」には「それを知ってどうするの?」。これが「今できる回答」。さすがに信用できないでしょこんなん。今になって考えればいろいろ理由はわかりますが、当時の僕にとって彼女のこの対応は僕の彼女への好感度を著しく下げる十分な理由足りえるものでした。同エピソードでは「今初めて貴方と私はお互いを理解するというスタートラインに立った」とかなんとか言ってますが、そもそも僕は千羽鶴を理解したいわけじゃなくてトライナリーである彼女たちと交流したいわけで、その過程で千羽鶴が障害になり得るかもしれないと考えた時、本当にトライナリーである彼女たちが暮らすあの世界を、そして千羽鶴を理解し受け入れることができるのか、と考えると疑問ばかりでした。故に僕は短絡的に「彼女を支持し、世界を犠牲にする」「彼女を支持し、千羽鶴を犠牲にする」を選択しました。そしてこの選択こそが、最後まで僕の行動の主軸になりました。

 

千羽鶴の主目的が語られたのはそれから3週間後。MV回を挟んだEp16。アニメHPで見たような廃墟世界、それを阻止すること、そして今の日本を維持し続けること。争いのない、秩序ある世界を実現すること。そのためにトライナリーである彼女たちの力が必要なのだということ。これだけ説明されても、まだ彼女に協力する気にはなれませんでした。そもそもこの時司書が大変なことになってるわけで、暫く一緒にココロの問題を解決してきた司書たちが今後どうなるのか、このままでトライナリーは大丈夫なのかとか、とにかく状況が好転するようには見えない苦しいだけの時期だったように思います。アニメ本編やExが明るめ軽めの話が多いぶん、なおさらに。

そんな状況で僕がココロの問題を解決しなかったことで蝶が羽ばたいた!私の計画が台無しなんですけど!とか言われても僕に与えられた選択肢はそれだけだったんですけど……しかなかったし、あの一瞬の選択だけで「彼女たちが痛みを伴うルートに入った」とか「彼女たちの司書が私の理想に反旗を翻した」とか言われても僕にはどうしようも……みたいな部分があって。

神楽に対してもアニメHPのアレがあったってのもあってめちゃくちゃ不信感抱いてたんですが、この前後の千羽鶴の話とかEp17のアレを見て、本当は誰かに利用されて、道具としていいように扱われてるだけなんじゃないかって思って。それを主導しているのが千羽鶴なんだと思って、不信感はまだ拭えず、とにかく今は先に、先に、という感情だけで彼女と接していました。

 

Ep20近辺でようやく千羽鶴の上位存在がいること、そして千羽鶴はそれに反旗を翻し戦おうとしていることが明かされたものの、ここで我らが領火さんが登場。このエピソードでは僕の選択肢が書き換えられ、「TRI-OSという存在が信頼できないテクノロジーであること」が明確になったように思います。ここまででTRI-OSに干渉できる存在を考えた時に「彼ら」あるいは千羽鶴の二択でしたが、まあ前述のとおり僕はまったく千羽鶴を信用してないので今回も千羽鶴が何かしたんじゃないか、と疑う以外ありませんでした。そのため、この時点からすでに僕は領火さんにかなりの肩入れをしています。

特に、Ep21で「神楽ちゃんのことはなんとかしてあげたい」と言ってくれたのが大きくて。僕にとって神楽はただ利用されているだけの哀しい存在だったから、領火さんと一緒なら彼女も救える未来が来ると思えて。その上で「選択肢の改竄は千羽鶴のせい」とかなんとか言われたら、そりゃ千羽鶴が悪で領火さんがこっちの味方なんだって思っちゃうわけですよ。短絡的だな俺!!!

しかも領火さんは僕の知らなかった世界の真実についても事細かに教えてくれて。トライナリーである彼女たち、何より綾水を救いたい、あの世界を守りたいっていう気持ちが少しずつ伝わってきて。そういうわけで僕は「今は千羽鶴よりも領火を信じるしかない」と思ってたんですよね。何よりこれは、この時点においては、領火の贖いの物語だったわけで。それを僕が手助けしないわけには行かなかった。フェノメノンの中の、2016年の世界を守り続けられれば、と思ったんです。

 

でも、そもそも領火の味方だとか千羽鶴の味方だとかそんな短絡的な話じゃなくて。アーケロンの爆発。新司書や千羽鶴の行動理念。発症問題と、彼女たちの世界の話。

彼女たちが発症すれば彼女たちはどうなるのか。ネガティブイメージばかりが先行する司書たちの会話。セルフクランは発症を望んでいるけど、表層人格は何も説明を受けていない、自分がフェノメノンを発症するかどうかなんて気にしてないような言動。

僕がずっと付き合ってきたのは旧司書とフェノメノンの中の彼女たちで。僕にはそれを否定することはできなくて。内側の彼女たちを蔑ろにして、千羽鶴の目的のために彼女たちを発症させるなんてことはできなくて。外側の彼女たちがどういう気分で逢瀬つばめのフェノメノンに身を投じたかなんて当時の僕には知る由もないから、僕の見ている世界だけで物事を考えて。あの時点ではあの選択肢に縋って、逃げるしかなくて。

きっと千羽鶴の考えは正しい。それはわかってた。でもそのために犠牲になるのがトライナリーである彼女たちだってことが耐えられなかった。彼女たちは何も知らされないまま、僕や千羽鶴の思想理念のためだけに発症させられて、世界を俯瞰する存在になるんだ、って。それが耐えられなかった。発症は悪いことじゃないと何度も説得されても信じられなかった。だから僕は、「賛同・否定」を選んだ。

何度も自分の選択が正しかったのか考えた。「選択」した後もずっとずっと考え続けた。リヴォルカの言うように「封印されてる本当の想いも真の想い」という意見は至極真っ当で、僕の選択は内側の彼女を守るために外側の彼女を蔑ろにする選択で、それは結局「内側の彼女たちを蔑ろにはしないけど外側なら蔑ろにしてもいい」なんていう都合のいい話で。四十九夜には「解決策は見つかったか」と聞かれた。見つかるわけがない。

逢瀬つばめはすでにその犠牲になってる?そんなことは理解してる。でも僕の知ってる逢瀬つばめは「あの逢瀬つばめ」であって本来の逢瀬つばめじゃない。犠牲になっていようがいなかろうが、僕の知っている逢瀬つばめがそこにあるなら、それを守るのが僕にできることだった。「あなたがいれば発症後も彼女たちはやっていける」なんて言われても、それはセルフクランがどうあれ内側の彼女たちが本当に望むことではないと思ったしそれは発症させる都合のいい理由だと思ってしまった。きっとここでつばめのフェノメノンを引きのばして時間を稼げばうまくいく選択が見つかるって本気で思ってた。当然そんなの危険まみれの選択だってわかっていたはずなのに、都合がいいのは僕のほうだった。それに気づいたのは最後の最後になってからだった。

それでも僕に、フェノメノンの内側で生きる彼女たちを失うような選択肢はありえなかった。特に、フェノメノンの内側で思い出を作ってきた恋ヶ崎みやびとの繋がりを消すことは、できなかった。あー、僕は恋ヶ崎みやびの事が好きなんだなーって改めて自覚した瞬間でもあった。

その後、2x概念の話が出て、すべて上手くいくんだ、って。その瞬間ほっとした。危険な選択を取ってたことは自覚してたつもりだったから、ちゃんと解決策があるんだ、って思えて本当によかった。ちゃんと形になったんだな、って思えて、泣いた。まあこれはこれでマークスマンの是非問題の話とかあるんすけどそれは別の機会にします。

とにかく僕は内側の彼女たちを、その想いや存在そのものを蔑ろにしてまで選ぶ「発症」という選択肢は選べなかった、という、それだけの話です。

 

彼女たちだけじゃなくて世界を良い方向に進めるために彼女たちの発症を容認した方々、最初から最後まで千羽鶴に寄り添い彼女の計画を支持した方々、その他いろんな場面で悩んで悩んで選択したすべてのbotさんに、とりあえず今はお疲れ様でした、これからも彼女たちの世界を、自分のやり方で守り続けましょうと、それだけが言いたいための長文でした。今夜は恋ヶ崎みやびさんと一緒の布団で寝ようと思います。おやすみなさい。