今こそ「拡張少女系トライナリー」をプレイしてほしいという記事
※2017/10/20 追記
本記事の初稿は2017/5/6に投稿されたものです。当時と比べストーリーは大きく進展し、ゲーム本体にもかなりの仕様変更が加えられたので加筆し一部訂正しました。
どうも僕です。今回は僕の今期イチオシアニメかつイチオシソーシャルゲームであるところの「拡張少女系トライナリー」の話をするよ!トライナリーの記事は先駆者諸兄がすでにいろんな未見向け記事や解説動画を作ってるんですけど、どれも事前知識がある前提だったりコアな話が盛られてたりしてたので未見向けにもできるだけわかりやすく書いていければなと思います。その分ゲームの魅力を伝えきるのは難しくなっちゃうから、できればインストールして物語の一端に触れて頂ければと思います。よろしくね!
以下からゲームについての解説ですよ!
◆何するものぞ、拡張少女系トライナリー
『拡張少女系トライナリー』は、
東映アニメーションとコーエーテクモゲームスガストブランドによる
アニメとゲームが融合した作品です。あなたが繋がるのは画面の向こうに実在し、
突如首都圏を襲った謎の現象「フェノメノン」と戦う少女たち。本作品は、スマートフォンアプリ一つで
「ゲーム」と「アニメ」、
そして少女たちの
「表」と「裏」、「日常」と「非日常」
そのすべてを楽しむことができます。(上記リンクより引用)
なんかすごいことが書いてありますが、ゲームの本質は「戦う女の子たちの心のケアをして、あわよくば恋愛関係に発展しちゃおう!」という恋愛シミュレーションゲームです。毎週配信されるアニメで主人公たち=トライナリーの活躍が描かれ、アニメを見たのちにゲームのストーリーで「アニメとアニメの間」を補完するというサイクルを描くゲームになっています。
トライナリーとなって戦う少女たちは設定上「画面の向こうに実在する少女たち」という体で話が進行していきますが序盤はほぼ本筋に関係ない設定なので最初は無視しても大丈夫です。とにかくプレイヤーは女の子のケアをする、ちょっとずつ距離を縮める、とかなんかそういう認識のゲームです。
アニメの1話が動画サイトでまるまる見れるのでとりあえずそっちから!でもOK。
www.youtube.comアニメを見ていると専門用語ばかりでうんざり…みたいに思っちゃう人もいるかもしれないんですが、アニメで気になる用語はある程度アプリ中で解説してくれる上に、「彼女たちと観る機能」という「アニメを作中のキャラクターに解説してもらいながら見るビジュアルコメンタリー機能」もあるので心配ご無用。少しずつ作品のことをわかっていくうちにトライナリーの世界に引き込まれていくこと間違いなし。
◆ゲームの進行
ゲームは下図のようなサイクルで進行していきます。
まずはアニメを見る。毎週水曜日に更新されるので、これがゲームサイクルの起点となります。
アニメを見たらストーリーを進める。それぞれのキャラごとにアニメを補完するストーリーが展開されていきます。ストーリーはアドベンチャーパートとバトルパートに分かれており、アドベンチャーパートで起こったちょっとした問題をバトルパートで解決する…という最近のソーシャルゲームにはよくある構成。
そしてストーリーを見たらトライナリーの彼女たちとの触れ合いパート。追加のバトルをクリアして彼女たちの日常風景をちら見したり、「ヒメゴトチャット」というモードで彼女たちとプライベートチャットしたり、プレゼントを贈ったり、今日あった出来事を話したり…と、結構いろいろできます。
これを1週間ごとに繰り返していきながらキャラクターのことや彼女たちの生きる世界のこと、そしてこのゲームのことが少しずつわかっていく、という感じ。アニメは後から一気見することもできますし、アドベンチャーパートを後回しにしてもアニメ単体で楽しむこともできる作りになっているのであまり問題はありません。好きなタイミングで、やりたいときにのんびりやる、みたいなプレイスタイルもアリです。
バトルはFGOライクなコマンド選択型ターン制バトルです。毎ターン装備させたクランに「スタンス」と呼ばれるコマンドが割り当てられ、その中から4つを選んで戦闘。選んだコマンドの順番や種類によってターンの行動にボーナスがかかる、というよくあるシステムになっています。しかもこのバトル、なんとオート&倍速が可能!イベントや素材集めなどの周回もかなりの高効率・低ストレスでこなすことができます。正直トライナリーのオート倍速はめちゃくちゃ快適で、これに慣れるとほかのソシャゲできなくなるくらいスムーズです。すごい。
ただ、やっぱりそんなに混みいったシステムではないですし正直戦闘画面はぱっとしないので所謂おまけコンテンツでありストーリー解放のためのちょっとしたイベントくらいに思っておくのが吉。
アドベンチャーパートはキャラクターの掛け合いにプレイヤーが介入するというシステムになっています。プレイヤーの介入要素はLINEのようなチャットアプリ「WAVE」を通じてキャラクターと会話し、会話の内容によってキャラクターの行動が変わるというもの。選んだ選択肢によってキャラクターとの親愛度(好感度のようなもの)が上昇するなどのボーナスはありますが、基本的に自分の直感に合った選択肢を選ぶのがよいでしょう。後から別の選択肢を選ぶことでストーリーに矛盾が生じるというようなことはありませんが、最初に選んだ選択肢は記憶されるので最初の選択肢は慎重に選ぶべし。
ただし、選択肢を選ぶには「ココロキャンディ」というゲーム内アイテムが必要という点には注意が必要。これはバトルパートの報酬として少しだけ入手できるほか、課金アイテムである「ジュエル」(ログインボーナスやクリア報酬でガンガン配ってくれる)を使って購入することができます。またイベントや曜日クエストなどの報酬として入手することもできるので、まとまった数をできるだけ低コストで入手するにはがっつり周回をこなす必要はあります。ストーリーが後半になるにつれて4色のキャンディが各120個くらい溶けてるとかザラです
ジュエルはガチャを回すのにも使えますが、このゲームはなんと★5のキャラを1体売るとガチャが1回タダで回せる(ただし月に5回までの制限あり)というかなりゆるゆるレートのガチャシステムになっています。この売るキャラ、なんと曜日クエストやウィークリーミッションの報酬で手に入る強化用のキャラクターでもOKなんです!FGOで例えると「金種火を1つ売れば呼符が1つ買える」というありえねぇシステムです。またしっかりレベル上げをしておけば配布★5やイベント報酬のキャラがかなり強いのでそこまで躍起になってガチャを回す必要はないと思われます。10連を回した時だけおまけにトライナリーの衣装が1つついてくるので、キャラクターの着せ替えを楽しみたいのであれば課金すべし。
◆キャラクター
トライナリーとして世界を守り、そしてあなたのパートナーとしてコミュニケーションを取ることになる彼女たちは皆、「勉強に、遊びに、そして恋に一生懸命な、ごく普通の女の子(チュートリアルより引用)」。そんな彼女たちをちょっとだけ紹介します。詳しくはチュートリアル中にキャラクター紹介がありますし、触れ合っていくうちにわかることもたくさんあるので本当はゲームをプレイしてもらうのが手っ取り早いんだけどね!
まずは主人公ポジションである逢瀬つばめ(CV:たけだまりこ)から。15歳の高校1年生。病弱設定があったり天然だったりしますが、プレイヤーに対しては結構好意的印象を持ってるっぽい。ただ作品世界の中では極めて異質な存在であり、彼女の謎を明かすことが当面のストーリーの中心になっていきます。
こちらは國政綾水(CV:中恵光城)。トライナリーの中では最年長の21歳、お姉さんポジションの大学生です。真面目なのかやんちゃなのかよくわからないエッチな私服と比較的落ち着いた物腰が魅力的。研究者の姉を持っていますが、姉との間には確執もあるようで……
ポーランドからの留学生、ガブリエラ・ロタルィンスカ(CV:八木侑紀)、通称ギャヴィちゃんは14歳と最年少ながらトライナリーとしては古株で、銃の腕が達者なツンデレ女子中学生。メルヘン趣味があり、チャット中に自作小説を垂れ流してくるとかなんか結構やんちゃなことしてきて可愛い。
恋ヶ崎みやび(CV:萩原あみ)は土佐弁、和装、スーパーハカー、巨乳、料理上手、世話焼きと属性てんこ盛りの17歳。ネットスラングにも造詣が深く、「オナシャス!」とか言ってくる。持ち前のPCスキルで世界の謎を暴こうと躍起になっているようで、作中ではいち早く核心に辿りつくキャラクターでもあります。僕の推しです。
と、2017年10月現在ではメインで攻略できるのはこの4人だけですが、つばめと同い年の新人トライナリー「卯月神楽(CV:平山笑美)」や、チュートリアルからプレイヤーをサポートする自称"ラブラブトレーナー"の「千羽鶴(CV:岩崎春奈)」の二人を含むメインキャラを始め、サブキャラクターやトライナリーに力を貸してくれるクランたちなど魅力的なキャラがてんこ盛りの本作。手厚くカバーしているためきっと好きな娘が見つかること間違いなしです。
◆ストーリー
また、このゲームはストーリーも魅力的です。アニメとゲームが連動しているからこそのストーリーの広がりもそうですが、トライナリーとして活躍する少女たちを描く傍ら、どこか影を落とすような世界観など、恋愛ゲーム好きのみならずファンタジーやSF好きな人も楽しめる作り込みが魅力。アニメで語られない設定や、いわゆる"舞台裏"をゲームで補完するというシステムも作品世界に合ったシステムと言えるでしょう。
たかがゲーム・たかがアニメと侮るなかれ、ストーリーを進めるうちにあなたは作品のプレイヤーではなく、トライナリーを支える彼女たちの「大切な人」として作品世界に巻き込まれていくことでしょう。その中であなたが何を想い、何を感じ、どう行動するのか。それが本作の中では非常に重要なファクターになっています。何といっても彼女たちは向こうの世界に、確かに存在しているのですから。
まあ、あまり深く考えずとも面白い作品になっていると思います。普通にストーリー追ってるだけで楽しいですしね!プレイしていく中でずぶずぶと世界観に飲み込まれるゲームだと思うので、まずはプレイしてみてほしいなーと思います。
いろんな人に刺さりそうなゲームですし、彼女がいなくて暇してる画面の前の「あなた」にこそ、是非オススメしたいゲームです。
ということで拡張少女系トライナリーを紹介する記事でした。ぜひプレイしてくれよな!!!